幹細胞点滴

About

幹細胞点滴治療について

幹細胞を利用した再生治療には、関節や皮膚など直接注射できる部位と、内臓のように直接注射できない部位があります。後者のような場合、幹細胞点滴という方法で、静脈注射によって全身に幹細胞を送り届け、損傷部位の修復や機能回復、そして炎症の抑制を促します。

当院の細胞点滴治療

患者さまの腹部から米粒ほどの脂肪5から8かけを採取し、培養センターに送り、そこで分化(変化)できる幹細胞を培養、6 週間後に、培養されたご自身の幹細胞を静脈内へ点滴します。

Effect

幹細胞点滴の効果

主な効果

抗炎症作用

幹細胞は、傷ついた細胞や弱った細胞を修復する力を持つだけでなく、炎症を引き起こす物質を抑制する働きも持っています。幹細胞点滴では、この自己修復力と抗炎症作用を高め、すり減った軟骨や本来の機能を失った臓器に働きかけ、細胞を修復し、炎症を抑えることで、本来備わっていた身体機能を正常に近づけるようアプローチします。つまり、休息や食事では修復・回復が難しい部分を、自身の細胞を使って修復し、炎症を抑制するのが、幹細胞点滴治療のメカニズムです。

組織修復促進

幹細胞は、損傷を受けた組織に集まって新しい細胞へと分化し、組織を修復します。さらに、炎症抑制と創傷治癒は密接に関連しており、慢性炎症が継続することは創傷治癒を遅らせる原因となります。幹細胞点滴は、炎症を抑えて創傷治癒環境を整え、新しい細胞の供給を可能にするため、損傷した組織の修復を促進します。この二重の作用により、より効果的な治療が期待できるので、今後は幅広い疾患に対する治療への応用が期待されています。

疾患別の効果

慢性疼痛

腰痛・肩こり・関節の痛み・手足のしびれなどの慢性疼痛に対して、自己脂肪由来幹細胞を静脈内点滴します。点滴により体内に投与された幹細胞は、傷ついた組織の修復に加わり、組織修復を促すことが期待でき、しびれ・痛みなどの感覚機能と運動機能の改善が期待されます。 本治療は、他の標準治療を3ヶ月間行っても充分な効果が得られない場合に行っています。




その他、炎症

幹細胞点滴治療はスポーツなどによるけがの炎症・アンチエイジング・生活習慣病(糖尿病・動脈硬化など)・癌・アルツハイマー病・免疫機能の向上・皮膚疾患の緩和・内蔵機能の回復に効果があることが分かっています。



Risk

幹細胞点滴のリスクについて

幹細胞点滴のデメリット

薬剤とは異なり、人体の脂肪から採取した幹細胞を用いる治療法のため、生体組織由来である性質上、効果には個人差が生じます。 幹細胞点滴は、副作用のリスクが非常に低い治療法の一つです。

もともと体内に存在する幹細胞を培養して投与する治療であり、つまりは自身の細胞を増やす治療法なので、拒否反応が起こる可能性は極めて低いと言えます。 考えられる副作用やリスクとしては、点滴(注射)による軽度の腫れ、赤み、かゆみ、場合によっては内出血などの軽微な症状がありますが、これらの症状が現れた場合でも、通常2~3日程度で治まるため、過度な心配はいりません。

Price

幹細胞点滴治療の料金

脂肪由来幹細胞治療

1回 12,000,000円(税抜)

※再生医療は保険外治療となります。

Disease

効果が期待できる疾患について

代表的な疾患

慢性疼痛

腰痛・関節の痛み・肩痛・手足のしびれ など

その他、炎症

スポーツやけがなどによる炎症・アンチエイジング・生活習慣病(糖尿病・動脈硬化など)・癌・アルツハイマー病・免疫機能の向上・皮膚疾患の緩和・内蔵機能の回復など

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